鎌玉のよしなしごと

日々のよしなしごとをつぶやいているだけ。由無し言(とりとめもない話)か、良しな仕事(nice job!)かは、あなた次第。

DevLOVE関西「勉強会勉強会」に参加しました #DevLOVE #DevKan


『楽天』の大阪支社のカフェテリアが会場でした。
『楽天』の大阪支社のカフェテリアが会場でした。
『楽天』さん、ありがとう。

はじめに

DevLOVE関西「勉強会勉強会」 - DevLOVE関西 | Doorkeeper *1に参加してきました。


まだまだ終わらない"DevLOVE関西2012Drive" #devlove #DevKan - 鎌玉 大のよしなしごと に書いているとおり、『チームで仕事ができるように、チーム力をあげていく』ことを目的として「社内勉強会」を始める予定です。ですが、なかなか前に進まないときに、社内勉強会も含めた「勉強会」をテーマとした勉強会があると知って申し込みました。


申し込んだ時点と状況が変わっていて、
私「社内勉強会やらしてください」
会社「おぉ、やってくれ」
私「デブサミに行きたいので、有給使わせてください。自費で行きます」
会社「片道の飛行機代出すから、後で社内で共有してな」
と言われているので、後は私が準備をして始めるだけなんですけど…

では、参加した感想について、書いていきます。
セッション内容については、Togetter DevLOVE関西「勉強会勉強会」まとめ #devlove #DevKan - Togetter を見ていただければ、より雰囲気が伝わると思います。

挨拶

DevLOVE関西スタッフの中村 @yohhatu さんの挨拶と、楽天の椎葉 @bufferings さん*2 から挨拶。
今回、コミュニティへの貢献のために、楽天が会場をお貸しくださったとのこと。
あらためて、ありがとうございました。

セッション1) 勉強会勉強会 (楽天の よしおかひろたか @hyoshiok さん)


怒濤の如く、繰り出される『勉強会って何だろう?』という問いかけがありました。
勉強会の課題も、参加者目線、主催者目線、講演者目線という別の立場、役割からいろいろと考えることができるを学びました。


みんなが幸せになるために、どうすればいいのか、考えて、実践して、考えて、実践していこうと思います。

セッション2) 勉強会を開催する大まかな流れ(mobaleanの Paul McMahon @pwim さん )




イベント企画運営サポートサービスDoorkeeperの中の人です。
なぜか、スライドの25ページに、私がスタッフとして今、動いている『DevLOVE四国』のDoorkeeperページ DevLOVE四国 | Doorkeeper が挟まれていました。
このように、Doorkeeperでは、イベントの詳細が未だ発表できなくても、イベント主催者のページを公開しておくことができます。


Paulさんがされた、公園でやったり、最初からピザとアルコールを補給したりといった、ラフな形での勉強会にはあこがれます。
また、勉強会がやりたくなったら、まずtwitterでつぶやくというのは真似しようと思いました。

社内勉強会のお話(フェンリル の中村洋 @yohhatu さん)

参加者のほとんどの方が、社内勉強会をやっていて、その中で「困ったことがある人、手を下げて」で手を下ろした人がいないという、レベルの高い集まりでした。

中村さんがされた公開されている他の人のスライドを使わせてもらうことや、抱き合わせ戦略は、使わせてもらおうと思います。

全体Q&A

講演の間に付箋に 勉強会で抱えている課題 を書いて、それをホワイトボードに貼りだし、その課題について、全員で話してあっていくスタイルでした。
Q&Aとなっていますが、ピザやアルコールを補給しながら、ラフなスタイルで情報を共有しました。


@daisuky さんの見事な仕切りで、場がとても盛り上がりました。


私が覚えている範囲*3で、何が話されたかを記録しておきます。
アルコールを飲まなくても、アルコールの雰囲気に呑まれるタイプなので、内容が正確でないとか、話のつながりがおかしいというところがありますが、参加できなかった人にも共有できるように記しておきます。

  • 発表者の負担、敷居を下げるには?
    • 参加者の人に、発表者予備群になってもらう。
      • 参加者全員に、自己紹介をやってもらうことで話すことに慣れさせる。参加した目的は、確実にしゃべることができる。
        • 参加者が多くて、自己紹介だけで1時間半かかったこともある。
    • 人のスライドを使うときなど、「こう書いているけど、これはどういう意味だろうね」と参加者に問いかけたりする。
  • 参加者が輪に入れないことがある
    • スタッフが積極的に声を掛ける。
      • 自己紹介のときの参加目的を把握しておいて、「その技術だったら、こちらの人が詳しいですよ」と結びつける。
  • 読書会も○回と長く続いていたら、参加しづらい。
    • イベント名に回数をつけない。例:2013 Springなど
    • 章を順番通りに進めず、「今回は、この章の、このテーマをやるよ」とする。
  • 勉強会を新しく始めるには?
    • Paulさんの例にもあったが、まずはtwitterでつぶやいて、賛同者を集めるのが近道。
      • その際、ハッシュタグをつけておくと整理しやすい。
  • 会場費や、発表者に出す交通費が結構かかりそうなので、スポンサーを集めようと思うのだが、どうやって集めたら
    • 勉強会に色がついてしまうので、スポンサーをあえて断ることがある。
    • 集まった参加費から会場費を差し引いた分を、発表者に「少ないのは、あなたが人を集められなかったためだよ」と渡す勉強会もある。
    • ビールが飲みたいがために、サントリーにスポンサーになってもらったことがある。
      • ビールサーバー管理者(サバ管)の女性の方が来られて、注ぎ方講座を勉強会前にやっていただいた。ノルマは1人1リットルだった。
    • 岡山では、レッドブルの人に来てもらったことがある。
  • 参加費は?
    • 毎回○円と決めているが、それだけではキツイことがあるので、募金箱を置くことも。
  • ドタキャンの対策は?
    • 月曜日と開催前日にリマインダーを送っている。
      • 前日までのキャンセルが凄まじく多い場合もあるが、当日のドタキャンは5%以下まで抑えられている。東京でも5%以下。
    • 最後は、参加者との信頼関係。
    • 懇親会のドタキャンはキツイので、人数少なめに予約をして、多ければ増やす。後で、増やすことができる店を選んでいる。
  • 発表を依頼するにはどうすればいい?
    • twitterfacebook等で依頼すればOK。SNSは、そのためのツール。
    • DevLOVE関西のSonic Gardenの伊藤さんの発表は「ブログで関西にいると書かれていたな」で一面識もなかったが、中村さんが突撃したことで実現した。
    • 発表してもらいたい人が参加している勉強会に行って、お願いするのも手。
    • 依頼される側としては、どんな内容で発表してもらいたいかが分からないと難しい。
  • 勉強会の名前は?
    • 堅い名前でないと、使わせてくれないところ(大学など)がある。
  • 上司と一緒に勉強会に行くには?
    • デブサミなどの参加人数が多いのがいい。
    • 堅い名前の勉強会がいい。
    • 参加中は、つきっきりで、上司に「今の話はこういうことですよね」と話していた。
    • 上司を連れて行ったことがあるけど、何も変わらなかった。
  • 勉強会に人を集めるには?
    • 社内でやるときは、直近で必要となることをやるのが良いんじゃないか。
    • 1回目の勉強会のとき、懇親会の予約時間まで時間があったので、コンビニでアルコールを調達して公園で飲んだ。
      • 楽しそうなことをやっていると話題になって勉強会に来る人が増えた。
  • 家庭と勉強会の両立はどうしているのか?
    • 土・日のどちらかに参加したら、もう1日は家族サービスにあてている。
    • 小学生の子供を勉強会に連れて行くこともある。
      • 勉強会中は、子供は宿題をやってもらい、その後、新しく購入したコロコロコミックなどの分厚い漫画を渡す。帰りは、ケーキを食べる。子供は、漫画が買ってもらえて、ケーキが食べられるので、いやがってはいない。
    • 『子育てエンジニア』勉強会が望まれている。
  • 地方(特に、県庁所在地以外)で勉強会を開いても人が集まるのか?
    • 役場の広報を利用して、新聞に広告を出してもらったイベントがあった。
      • 役場の広報は常にネタに飢えているので、以外といける。
    • 間口を広くする。
      • PC講習会という名前で、コアな技術の勉強をやっているところがある(抱き合わせ戦略)。
    • 姫路IT勉強会 https://sites.google.com/site/himejiitstudy/ が成功例。
  • 勉強会を行うモチベーションは?
    • 『○○○こわい』の人たちが勉強会に参加して『こわい』思いをしたこともあったが、仲間が支えてくれた。
    • 勉強会の中心スタッフが2人なので、どっちかがサボったときに、もう片方が叱咤激励してくれる。
    • 主催者がモチベーションを失ったら、その勉強会は終わり。
  • 参加者へのアンケートは?
    • Google Docsを使っているので、集計が楽。でも、回収率が悪い。
    • 事後でアンケート取ると回収率が悪くなるので、その場で紙のアンケートを配布して、回収している。
    • ハッシュタグをつけて、twitterでつぶやいてもらっている。
  • 勉強会に女性を集めるには?
    • 下心があったら、ダメ。
    • 何回か開催して、実績があるところでないと安心感がない。

最後の課題は、私が書きました。
よしおかさんの「合コンで、勉強会もできるんじゃないか?」という話を聞きながら課題として付箋に書いたわけで、特に私が熱望しているわけではなかったのですが、女性にも集まってもらうのを目的にするのは難しいですよね。
関西には「男女が楽しくペアプログラミングできる場を提供する」を目的の1つとしている 男女共同ペアプログラミング勉強会関西 というのがあって、もう4回目(実績がある)を実施するそうです。女性の方も安心して参加されるといいですよ。*4
講師は、アジャイルラジオのスピーカー 兼 DevLOVE関西で「ペアふりかえり」ワークショップ ( DevLOVE関西 | ManasLink ONLINE - Part 2 参照 ) を行った 西(@takepu)さん がされるので、面白いことは保証します。


また、「今度、こういう勉強会をやろうと思っています」「それ、いっしょにやりましょう」という話も盛り上がっていました。

おわりに

参加された方、発表された方、主催された方、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
得られた知見を反映して社内勉強会も早く開催しようと思っていますが、最後に書かせてください。



『DevLOVE四国』を開催します。
『DevLOVE四国』を開催します。


DevLOVE仙台に先を越されましたが、四国でもDevLOVEを行います。
イベントの詳細が告知できる日まで、しばらくお待ちください。

*1:参加者のブログへのリンクも集められています

*2:twitterの自己紹介部分に書かれているとおり、可愛い娘さんをお連れになられて遊ばれていました

*3:だいぶ、頭から抜けてしまった気がします

*4:今回は「Java」初心者向けだそうなので、ペアプロを初めてやりたいと思った方も