第2回 Hack For Japan のハッカソン高松会場の振り返り
2011/5/22 東日本震災復興支援サービスを作成するプロジェクト Hack For Japan
その記録を手短に綴ります。
第１回の記録は、こちら*1です。
プロジェクト
高松会場は少人数でしたが、香川だけでなく、徳島や岡山、神戸からも参加者が集まりました。
また、前日のアイデアソンはありませんでしたが、開発中または長年温めてきたサービスの開発をやっていこうということになり、次の3つのプロジェクトにチームがわかれました。
■ガイガーカウンタなどの放射線計測値をAndoroid端末を使用してマップに載せていくプロジェクト #cloudcande
その準備段階として自作ガイガー管の作成とAndoroid端末との通信処理の作成をされていました。詳細は、http://openforce.project2108.com/?cloudcande を参照してください。
また、2011/7/17(日)に開催される Android Bazaar and Conference 2011 Summer*2 で、日本Androidの会 会津支部と四国支部の共同で立ち上げた Android携帯を利用した「放射線見える化計画」推進プロジェクト NINJA（Nuclear Inspector’s Network JApan）として講演があるみたいです。
翌日の2011/7/18(月)には、東京でハンズオン 7月18日 福島ガイガーカウンター勉強会 #2 in Tokyo(東京都) を開催されるそうです。
■Webサイト音声読み上げAPI 「Open Web Reader J(仮)」 https://github.com/bathtimefish/OpenWebReaderJ
Webサイトにテキスト音声読み上げ機能を追加し、災害時にWebサイトで音声配信できるようにするとのこと。
HTML5-WEST.jp の村岡( @bathtimefish )さんが、長年温めていたプロジェクトだそうで、商用音声読み上げAPIを開発されているNPO法人 アイコラボレーション神戸 http://ickobe.jp/ の賛同を取り付けて、APIの開発ノウハウやシステム仕様などの提供をいただいたそうです。
高松会場では、Amazon EC2で開発が行い、プロトタイプの完成と暫定公開を行われていました。
■災害復興支援用オープンソースソフトウェア SAHANAのAndroidクライアント「Sahanadorid」https://market.android.com/details?id=jp.sahana.chugokugtug
SAHANA http://www.sahana.jp/ とは、被災地内でのさまざまな活動を支援/管理するOSSです。SAHANAの活躍については、朝日新聞の記事*3を参照してください。
岡山から参加された中国GTUGマネージャーの横山 隆司( @ttyokoyama )さんは、このSAHANAのAndoridクライアントをOSSで開発( https://github.com/tyokoyama )されていました。
高松会場ではSahanadoridの機能追加開発を行いましたが、残念ながら、予定していた機能は完成できませんでした。*4
感想
ハッカソンは時間が限定されているため、当日だけで完成まで持っていくのは非常に困難です。
支援サービスを開発するには、事前準備と事後での継続的な活動が重要となってきます。
といっても、私も最近は仕事が多忙になり、協力できていない状況です。
この辺は、どう折り合いをつけたらいいのだろうかということを試行錯誤しながらやっていこうと思います。
【参考情報】
- 他の高松会場参加者の感想 第2回 Hack for Japan 高松会場｜zamuu：：BLOG
- Hack For Japan 公式ブログの記事 Hack For Japan: 第2回アイデアソン・ハッカソン開催報告（まとめ）
また、第2回 Hack For JapanのツイートをTogetterしておきました
- 2011/5/21 Hack For Japan 第2回 アイデアソン - Togetter
- 2011/5/22 Hack For Japan 第2回 ハッカソン - Togetter
